2014年4月28日月曜日

長期優良住宅化せみなー

 過日お会いした地盤関係者のお話では、昨年の暮れあたりから仕事量の減少が際立ち
はじめたと話されます。建築行程の中で、最も先にくる地盤調査や改良工事は新設着工
状況を一番敏感に反映する業種でもあります。駆け込み需要の反動減の実感は、業主
ごとにバラバラに伝わってゆくものと思われます。前回の消費増税反動減となった平成
8年は、今回のように何ら緩和施策が設けられなかったので住宅業界ひどい状態に
陥りました。仕事の無くなったプレカット工場では毎日機械の保守や工場の掃除に明け暮れ
ておりましたが、しまいには工場敷地の抜く草までなくなり、最後は雇用調整助成金を申請
する企業は少なくありませんでした。また建材店さんの展示即売会で売れ行きの悪い建材
品を補うべく、耐火金庫や健康器具などおかしなものまで扱い涙ぐましい努力でしのいだ
ことが思い出されます。
 8%消費税の次は10%がすぐに控えています。税率が上がるにつれてお得感が増してゆく
のが中古住宅です。住宅の売主が個人であれば消費税納税義務はありません。仕入れに
消費税がかからない中古住宅は不ふう動産屋にとり旨みの大きな商売なのです。不動産屋
にだけに独占させておく手はありませんから、仲介手数料3%を支払っても、中古
住宅を個人間売買すれば現在8%、2015年10月には10%に上がる予定の消費税分が
さらにお得感が増してゆきます。土地には消費税はかかりませんから新築も中古も、注文
住宅も分譲住宅も条件は同じです。中古住宅・リフォームトータルプランで中古住宅市場
拡大への導線が引かれましたが、消費税も中古住宅を後押しているように見受けられます。
 (一社)日本ホウ酸処理協会主催の「長期優良住宅化リフォームセミナー」では、中古
住宅流通に必ず付帯するリフォーム工事とは等の情報が明らかになるものと期待されます。



 
 






 

































 









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