2014年4月4日金曜日

シロアリ屋さん


旧知の住宅ライターから「シロアリ屋に入ったんだって」と言われる。

ホウ酸防腐防蟻工法ボロンdeガード工法を販売する日本ボレイト社は、一言で、

わかりやすい言葉で言えば「シロアリ屋」である。私が前職の住宅業界新聞記者の時に工務店さんから「新聞屋さん」と呼ばれる経験をした。建築に携わる専門の職人さんの中で一番上のステイタスに位置する大工は、さん付けの尊称で呼ばれることが多い。他は基礎屋、板金屋というように呼び捨てられることがほとんどで、新聞屋さんには敬意も込められていたのであろう。でも世間一般では新聞配達のことを指すのだけれど。

名は体を現すので社名から仕事の内容を推察できることが極めて重要である。ボレイトは英語でホウ酸塩のことだからあえて日本語標記しようとすると
日本ホウ酸塩株式会社となる。これでも何をする会社であるかはピンと来ない。

 つまりシロアリ屋は簡にして要を得た最もわかりやすい言葉であるのだ。
職業名の接尾に屋を付ける表現は、自嘲や軽蔑用語として放送ではタブーとされる。けれどしっかり儲かる(はずの)ボロンdeガード認定施工店社長さんは、莞爾として「うちはシロアリ屋」を自称してはばからないのである。

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