2014年4月22日火曜日

ディファクトスタンダード


 先ごろ開催されたパッシブハウスジャパン主催のエネルギーシフトシンポジウムには、日本の省エネ、断熱の専門家、建築家のオールスター勢ぞろいの観がありました。そうそうたるメンバーの講演とパネルディスカッションをお聞きする中から、ディファクトスタンダードとローカライズを強く意識させられることになりました。パッシブハウスは一定の計算式に則り性能か確認された住宅に認証状が発行されます。認証状はドイツでも日本でジャカルタでもどこにあっても共通のルールに基づいた住宅性能を証明します。
一方日本の省エネ住宅、高気密・高気密は差別化工法競争のまま地方化してきました。外断熱対内断熱、パネル化工法対充填工法などをけんけんがくがくの論争が起こったのは、工法自体が目的化しまった結果他なりません。
工法は住宅性能を実現させるための手段です。閉ざされた工法では住宅全体の性能向上に
及ぼす影響は限定されます。
私達が扱うホウ酸処理工法は世界の木材保存処理方法としてディファクトスタンダードな工法です。もっと普及してしかるべき技術であると思うのですが。

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