2015年3月18日水曜日

株価の次は住宅ストック資産価値


 ITバブル以来の株価上昇を受け、輸出企業を中心に久々の大幅ベース
アップ回答も聞こえてきているやよい3月です。
 2011年12月に8434円であった日経平均株価は3年後の2014年12月に1万7459円
まで値上がりし、時価総額は251兆円から520兆円に増加しました。
 昭和から平成に元号が変わる頃のバブル経済と呼ばれた時代は株価以上に
不動産が高騰しました。不動産価格指標を測る住宅年収倍率というものがあります。
 東京都で分譲される平均的なマンションが年収の何倍で買えるかを示す指数です。
 1990年の住宅年収倍率は18倍にも達したことがありました。
 今回のアベノミクスの特徴は金融資産ばかり過熱して、実物資産の代表格である
住宅にはほとんど恩恵は回ってきていない点です。
 国土交通省の発表資料から宅地資産と住宅ストック資産が公表されています。
 統計を見ると宅地資産こそ599兆円と何とか世界第三位の面目を保ってはおりますが、
住宅ストック資産額は344兆円で思いの他に低く、戸建住宅に至っては1住宅あたり
683万円の低評価に留まっております。
 そろそろいくらなんでも低位に留め置かれたきた実体資産にも春風は吹かんものか
田舎の生家を相続した長男はつづくづく思う次第です。












           




0 件のコメント:

コメントを投稿