2014年9月10日水曜日

このままゆくと空家1000万戸にも

 先頃総務省から発表された空家率は、13.5%、820万戸
と過去最高を更新した。空家を放置したまま、新築ばかり
進めれば空家は増えて当然である。
空家には4悪ある。まず美観が悪い。汚い場所には不法
廃棄物も集まってしまう。次に火災や、防災などの安全
に大きな問題を生ずる。空家では耐震改修も進めようが
なく、緊急車両や救助への大きな妨げとなる。
都市計画にも問題が出てくる。下水道の計画流量が確保
されなくなり、下水が淀み病害虫発生の原因ともなるという。
無管理状態の空家は腐朽、蟻害も進行しやすい。長野県
佐久市の進める空家バンク事業を通じて中古住宅を購入
した移住者が、後に見つかった蟻害の補修費用の賠償
を求め仲介業者を提訴した。
 中古住宅瑕疵保険では蟻害は免責とされるなど、空き家
解消、中古流通促進のインフラ整備はこれからだ

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